がんばれ 柴崎図書館(その1) 廃止論に負けるな!!

少し前から、中央公民館に併設された柴崎図書館を廃止しようという動きが立川市ではあります。市の言い分は、中央図書館と地域が重なり、市内8ヶ所ある地区図書館で利用者や図書貸出数が一番少ないということですが、もともと、中央図書館と地区図書館の役割自体が違うのではないでしょうか。身近にいつでもいける地区図書館は小さな子どもたちやお年寄りには必要性が高く、高齢化を迎える中では、かえって充実させていかなければならないと思います。

もし、柴崎図書館がなくなってしまえば、第1小学校、第4小学校の子どもたちは、立川駅南口や北口繁華街を通って、中央図書館にいかなければなりません。特に低学年の子どもたちは安全にたどり着けるでしょうか。

そもそも、柴崎図書館の利用者や図書貸出数が少ないのには、下記のような理由があります。
1、 地区図書館の中で2番目に狭い
2、 蔵書数が少ない
3、 図書購入費が少ない
4、 雑誌は22種類、新聞も3種類しかなく、一番少ない
5、 視聴覚資料 CDやカセットがない、故に貸し出しもない(同様なのは幸図書館だけ)
6、 職員も3人(内嘱託1人)と少ない、司書資格者もいない(同様なのは幸図書館だけ)
7、 他の地区図書館で定期的におこなっている読み聞かせやお話会もない
8、 小中学校の総合的な学習の時間・調べ学習のための授業時間内での来館がない

つまり、司書の資格がある人が常駐していないから、「調べる手伝い」をしてくれるレファレンスサービスもほとんどできないし、関心を呼ぶような配架や特設コーナーをつくって展示することも困難であり、読み聞かせもお話会もないから定期的なリピーターも少なくなり、蔵書冊数、雑誌や新聞も少なく、CDやカセットもないからもちろん利用者は少なくなる…。負の相乗効果でどんどん利用者や貸出数が減っていくのが現状です。市は廃館にしようとしているので、もちろん利用者や貸出数を増やす努力をしていません。

しかし、児童書のリクエスト数は1946と全図書館中で3番目に多いのです。

市長や教育長や教育委員に「柴崎図書館をなくすな」と声を上げましょう。特に市長への手紙やメールを出してください。また、柴崎図書館を利用し、図書を借りて、子どもたちのための読み聞かせやおはなし会をやるようにしたり、蔵書を増やしたりするように要求していきましょう!! 

2005年度児童書リクエスト数

中央図書館  2357
上砂図書館  2135

柴崎図書館  1946

幸図書館   1703
若葉図書館  1665
錦図書館   1344
西砂図書館  887
多摩川図書館 715
高松図書館  622