放射能対策 また、一歩前進 !! ホットスポットと思われる場所を測定へ

11月25日の立川市議会・代表者会議で、今まで、おこなわれていなかった雨どいの下、滑り台の下、U字溝などの側溝付近などのホットスポット・ミニホットスポットと思われる場所を測定していくことになったことと、とりあえず12月までおこなうことになっていた委託による給食食材(保育園と小中学校)の検査を2012年3月末までおこなうことになったことが報告されました。

また、一歩前進です。

空間放射線量の測定については、業者に委託している定点8ヶ所は予定通り2012年3月末までおこない、その他の市の職員が測定している115か所については、校庭の真ん中などでの測定は終了しますが、その代わりに、ホットスポットと思われる場所について、一測定地点につき、複数箇所を測定する予定とのこと。

給食食材の放射能検査については、“ 給食まるごとセシウム検査 ”(一週間の5日分の給食を冷凍保存してすべてまとめて、その放射性セシウムの値をはかるという調査)もやっていく方向性ということです。

(詳しいことは12月の市議会で報告されます。)

市議会で質問し、要望してきたことが実現して、良かったと思いますが、ホットスポットと思われる場所の空間放射線量測定は、特に保育園、幼稚園、小中学校では、丁寧にきめ細かくおこなってもらいたいと思いますし、現在使用している簡易型放射線量定器については、もっと精度の高いものに変えるべきです。また、港区、中央区、新宿区、武蔵野市羽村市、瑞穂町など東京都の区市町などで広がっている簡易型放射線量定器の貸し出し制度も早急につくるべきでしょう。

給食の食材検査についても、委託の検査では、食べた後のチェックにしかなりませんし、一検体2万円もかかってしまうので多くの品目を検査することはできません。食べる前の事前調査をおこない、多くの食材をきめ細かく検査するためには、市が自前で食品の放射性物質検査器を導入・整備すべきです。

今後も、放射能から子どもたちを守るための積極的かつ具体的な取り組みについて、市に要望し、実現できるように、力を尽くしていきます。


【関連リンク】

立川市内の空間放射線量測定について


保育園の給食で使用する食材の放射性物質検査結果一覧(第1回〜第7回) (PDF形式:142KB)

※保育園の6回目の検査(検査日11月7日)で、神奈川県・千葉県産の牛乳からセシウム134が2.5ベクレル/キログラム、セシウム137が2.7ベクレル/キログラム、あわせて、5.2ベクレル/キログラム、また岩手県産のりんごからセシウム134が3.4ベクレル/キログラム、セシウム137が3.5ベクレル/キログラム、あわせて、6.9ベクレル/キログラム検出されました。


小中学校の給食で使用する食材の放射性物質検査結果一覧(第1回〜第6回) (PDF形式:74KB)