見に行ってきました!! 立川市の放射線量測定

25日のブログで書いたとおり、定点以外の保育園、幼稚園、小学校、学童保育所、児童館、中学校、公園などの92箇所についての放射線量測定が6月27日から始まっています。

測定は保育園から始まっており、「百聞は一見にしかず」ということで、2日目の市立中砂保育園と市立江の島保育園の測定に立ち会わせてもらいました。

環境対策課の職員2名と保育課の職員1名の3名の市職員が地上より5cmと1mの地点の2地点を測定。

23日の議員全員協議会で、私は、各施設ごとに1箇所の測定だけでなく、「汚染度が高いと思われるところなど各箇所とも複数箇所測定すべきで、保護者や現場のリクエストに応えるべきではないか」と要望しましたが、残念ながらそれは聞きいれてもらえなかったようで、測定地点は保育園の園庭の真ん中あたりの1箇所のみでした。

(もちろん、砂場などは測定されませんでした。残念ながら…。ちなみに中砂保育園のほうでは砂場にブルーシートが敷かれていましたが。)

やはり、1m地点より5cm地点のほうが若干高めに出ているようでした。

数値は0.05マイクロシーベルト/毎時から0.09マイクロシーベルト/毎時ぐらい。詳しくは1週間ごとに市のホームページで正確な数値が公表されますので、その数値をご確認ください。

担当の話だと27日は小雨の中測定をしたそうですが、雨が放射性物質を落とすので、若干数値が高くなったとのこと。

保育園を一巡した後は幼稚園そして小中学校という順番で測定していくようですが、とりあえず、今年度いっぱい(来年の3月まで)一施設ごとに2週間に1回のペースで測定していくとのことです。

測定時間は、数値が確定するまで少し時間がかかりますが、だいたい2〜30分ぐらいで、言われていた40分はかかりませんでした。

福島原発の収束がいつになるかわからず、放射性セシウム137は半分に減るまで30年もかかります(半減期が30年)。やはり測定器をもっと購入して、もう少し、測定箇所を増やして、「ミニ・ホットスポット」がないか、しっかり確認した方がよいというのが、五十嵐の率直な感想です。

ちなみに、放射線量計での測定の単位は「毎時」。「0.09マイクロシーベルト/毎時」ということは、年間換算ではどうなるのでしょうか。そこに24時間、1年間居続けたとして、単純計算で考えると、0.09×24時間×365日では「年間788.40マイクロシーベルト/毎年」となり、ミリシーベルトに直すと、「0.78ミリシーベルト/毎年」。「1ミリシーベルト/毎年」を超える数値ではありませんが結構な値になります。