「放射能汚染の測定・監視をしてください」という請願採択

紹介議員になっていた 請願第1号「放射能汚染の測定・監視をしてください」が今日おこなわれている立川市議会環境建設委員会において全会一致で採択されました。

6月議会の最終日の本会議でも採択されると思います。

下記のように、「立川市で、放射能測定機を購入して市内の公共施設、特に保育園、幼稚園、小中学校等で放射能汚染に関する測定をし、市民に情報の公開をしてください」という内容。

放射線に対する感受性(細胞の傷つく程度)が大人の数倍ある子どもたちのためにも「放射能汚染」の正確な数字をつかむことがまず必要。

この請願の採択は大きな第一歩です。

請願の趣旨を最大限尊重し、きめ細かい放射能測定と情報公開を、立川市が速やかにおこなうように、これからも訴えていきます。


請願第1号 「放射能汚染の測定・監視をしてください」


1 受理年月日 2011年(平成23年)5月30日


2 請願者  立川市○○町○−○○−○
        ○○○○


3 紹介議員 稲橋ゆみ子 五十嵐けん 上条彰一


4 請願の要旨 立川市で、放射能測定機を購入して市内の公共施設、特に保育園、幼稚園、小中学校等で放射能汚染に関する測定をし、市民に情報の公開をしてください。


5 請願の理由
 福島原発が損傷破壊し、放射能放出により20キロ圏、30キロ圏はもとよりその他の地域で高い放射能が検出されています。東京都でも金町浄水場の飲料水から検出され、また下水処理場の汚泥からも検出し、さらに、東京都を越えて箱根のふもとの足柄でもお茶の葉から検出されています。
 放射線の人体に対する影響については、政府は「直ちに影響はない」と繰り返していますが、これは高線量被曝でなければ「直ちに影響はない」ということで、低線量の被曝を受け続ければ「5年、10年後には影響が出る」ことを意味します。当然、内部被曝があれば被曝は持続することであり、危険はさらに増大します。放射線の人体への影響は、遺伝子の放射線損傷により生ずる胎児の異常、がん細胞の発生、増殖が報告されています。
 福島原発は今も放射能を放出しています。不安定な状況はこれからも続くと考えます。汚染は福島原発からの距離に比例するわけではなく地域性があることも分かっています。そして色々なところを経由してきた放射性物質が私たちの身の回りに来ています。