ビッグイシュー(THE BIG ISSUE) 

igaken502008-10-29

 少し前から、立川駅で『ビッグイシュー日本版』を販売する方が増えています。

 『ビッグイシュー』はもともとホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として1991年にイギリスのロンドンで始まったもの。販売員は、1冊300円の雑誌『ビッグイシュー』を10冊無料で受け取り、販売した3000円を元手に、その後は1冊140円で仕入れて300円で販売し、差額の160円が収入となる仕組みで、この収入が生きていくための貴重な収入源になっています。

 最近は新人の販売員のおじさんから購入することが多いのですが、その時の会話はこんな感じでした。

 「最近は売れてますか。」

 「(立川)競輪の開催日は人通りも少し多いけど、そういう日の方がなかなか売れなくて・・・。」

 昨今の立川競輪の売上の落ち込みは相当なもので構造的なものですが、競輪で勝った人がご祝儀買いをしてくれることもないようです。

 1日10冊売れたとしても収入は1600円にすぎません。選挙から逃げまくり、毎晩高級ホテルの会員制のバーに通っているどこぞの首相はこのような状況を御存じなのでしょうか・・・。この方は国会でカップラーメンの値段を問われて、「最近買ったことがないのでよくわからないが、(中略)今、400円くらいします?そんなにしない?」と答えたそうです。都内のスーパーを視察した際には値札も見ていなかったんでしょうね。

 首相の思っているカップめんの値段より100円安いビックイシュー。コーヒー1杯か2杯分で購入できます。11月1日発売の次号は坂本龍一さんのインタビューが載ります。ぜひ立川駅で購入してみてください。