15分15秒 時間がない

igaken502008-09-22


9月議会が開会中ですが、9月11日に一般質問、12日に議案審議、16、17、18、19日と決算特別委員会委員として決算審査質疑、22日総務委員会での質疑と、結構ハードな「議会生活」を過ごしてきましたが、一番しんどかったのは、決算特別委員会です。

決算特別委員会には、各会派からおおむね3人に1人の割合で議員が選出されます。今回は委員長を出す関係で公明党から3人、自民党から2人、市民フォーラムから2人、共産党から2人、私たち「社会民主党・みどり立川・市民の党」から1人という構成でした。私たちの会派からはいつも1人しか委員になれないので、4年の議員の任期で、決算特別委員になれるのは、3年に1回か、4年に1回です。そんなこともあって以前は、特別委員になると相当気合を入れて質問に臨んでいたことや野党の質問に市当局がきちんと答えないこともあって、質問時間が長くなり、4日間ある決算特別委員会では1日につき1時間ぐらい質問をしていました。しかし、2年前ぐらいから、予算や決算特別委員会で、会派の議員数によって質問時間を制限することになり、今回の決算特別委員会では8人議員のいる自民党で2時間42分に対して、3人の私たちの会派は1時間1分しか質問できません。つまり、1日につき質問時間はたったの15分15秒。

この質問時間制限制になってから、私にとっては、はじめての決算特別員委員会だったこともあり、「時間がない」の連続でした。

まあ、この時間制限で一番喜んでいるの市当局でしょう。だいたい与党は何でもほぼ賛成なので、核心を突く質問はほとんどしないと言っても過言ではありません。答えずらい、答えにくい、耳の痛いような質問は野党からあるのが常ですが、この時間制限は、野党の質問を効率よく封じるものと身をもって感じました。1年に4日間しかない決算特別委員会の審査ですので、長い目で見れば、この時間制限は市民にとっては「百害あって一利なし」だと思います。

でも、ただ指をくわえてみているだけではいけませんので、今回の決算特別委員会では委員に許されている資料請求には相当工夫を加えています。

以下が五十嵐が請求した資料です。

2008年 決算特別委員会 資料請求

【財政課】
プライマリーバランスの状況 
◆各基金残高の推移と今後の推計(競輪財調と施設等整備基金含む)
◆市債残高と債務負担行為の推移と今後の推計 

【課税課】
◆75歳以上世帯の負担増の試算例(2001年〜2008年)
2001年度、2006年度、2007年度(以上決算数値)、2008年度(予算額から算定)
の住民税・所得税国民健康保険料(後期高齢者保険料)、介護保険
の推移と増減額わかる資料(単身世帯や2人世帯の収入別に試算したもの)

【人事課】
◆常勤特別職、市長、副市長(助役)、収入役の退職金の推移一覧
(遡れる時期から今後の支給予定まで)
◆多摩26市特別職報酬等一覧
◆定年退職手当支給額一覧(率引き下げ効果、特昇廃止効果がわかるように)
(2004年度から2007年度まで、と2008年度から2012年度までの支給予定)
退職者数と支給総額と、1人当たり平均勤続年数、1人当たりの平均支給額
◆特殊勤務手当決算額詳細一覧
(2005年度から2007年度まで)

【行政経営課】
◆2007年度決算(案)に関する行財政改革の取り組み(詳細)

【契約課】
◆落札率低下等による影響額(2007年度)
◆平均落札率の推移とその契約差金の推移
(工事1998年もしくは1999年度から・委託2001年度から・物品2001年度から)
◆2007年度工事契約状況、委託契約状況、物品購入等契約状況
◆2007年度業種別集計(業種別一覧・工事)(業種別一覧・委託)
◆委託契約の年度当初契約の状況と推移(過去5年間)

【品質管理課】
◆落札率と工事成績の相関がわかるもの(2006年度、2007年度)
◆平均落札率と入札差金の推移のグラフ(工事と委託、2001年度から2007年度まで)
◆落札率の分布がわかるもの(工事と委託、過去5年間ぐらい)
◆4半期ごとの発注件数、発注割合と発注金額、発注金額割合と平均落札率と平均入札参加業者数を示したもの(過去3年間)

【秘書課】
◆多摩類似都市の市長交際費の予算決算額がわかるもの
(2005年度から2007年度、2008年度は当初予算額

【保険課】
◆国民保険保険事業の推移(過去5年間)決算説明資料の128と129ページに載っているもの
◆多摩26市の短期被保険者証と被保険者資格証明証の交付状況(2007年度)
◆滞納世帯数と滞納額の推移と不能欠損の推移

【生活福祉課】
生活保護申請の相談件数・窓口相談件数・申請数、生活保護開始数(過去数年分)
ケースワーカー1人当たりの担当数の推移(過去5年間、ケースワーカー数、その増員状況も)
母子加算廃止の立川市での影響額がわかるもの(何世帯に支給額総額でいくら減額になっているのか。平均でいくら減額になっているのかなど)。

【高齢福祉課】
立川市高齢者世帯等家具転倒防止器具取付事業実施状況
(事業開始から2008年度現在まで、高齢者と障がい者とその合計数)
2007年度分は月別の申請数、設置数がわかるようにしてください。
また広報などの状況も付記してください。

【保育課】
◆公立、私立保育所の状況と保育士の配置状況
(各園の各クラスの園児数、担任・正規職員の数、非常勤職員数、調理師・看護師の配置、事務員の数)
◆保育士にかかる平均給与額と保育手当の推移、これに給与総額も付け足して(過去5年間)
◆公立保育士の退職状況と退職見込数(過去5年と今後数年=10年分くらい)
◆公立保育士の平均給与、給与総額見込みの推移(退職数をそのまま新人を補充した時の推移 今後10年分くらい)
◆公私保育所認証保育所のへ都の監査指導(改善を要する事項)年度ごとの記録(10年分くらい)
認証保育所の状況
認可に入れずに認可外や認証保育所に行かざるを得なかった数(過去数年)
認可外保育所保育料への補助状況26市
◆延長保育、障がい児保育の状況(2007年度)
◆私立保育園に対する官民格差是正状況(2007年度)
◆私立保育園に対する市の単独加算分の廃止、見直しの状況(1998年度より)


教育委員会
【学務課】
◆就学援助の状況
◆小中学校図書購入費決算推移と購入冊数推移過去5年間ぐらい(2008年は予算額で)

【総務課】
◆教育費の予算額と決算額の推移
(教育費のうち耐震工事等に使われた予算、決算以外の予算と決算
児童・生徒一人当たりの教育予算と決算額も含めて) 

【図書館】

下記の項目の過去10年間(だめな場合は5年間)の推移

◆貸出冊数・貸出登録者数・貸出登録者の年齢構成(全体と各館それぞれ)
◆年間購入冊数(全体と各館それぞれ)
◆図書購入費(全体と各館それぞれ)
◆図書館費総額(中央図書館の割賦金や繰り上げ償還分を含む場合と含まない場合)
◆レファレンス数(クイックレファレンスと通常のレファレンス、全体と各館それぞれ 庁内レファレンス数)
◆正規職員数と嘱託職員数(正規職員の司書資格取得者数)
◆図書館長の司書資格の有無(過去10年間)
◆各地区間の館長(係長)の司書資格の有無(過去10年間)
◆貸出登録者数の市内・市外(多摩地区・その他)の割合※町別の貸出登録者数(2007年度のみ)
◆人口15万人以上20万人未満の都市の公共図書館貸出数順位表(1997年度から2007年度まで)

◆下記の10項目について、立川市とその他の多摩地区25市の状況、26市の平均、多摩地区旧類似10市の平均、多摩地区新類似市の平均がわかる表を

①貸出密度(人口1人当たりの貸出冊数)  貸出冊数÷人口
②登録率(%)  貸出登録者数÷人口×100
③実質貸出密度(登録者1人当たりの貸出冊数)  貸出冊数÷貸出登録者数
④蔵書回転率  貸出冊数÷蔵書数
⑤購入図書回転率  貸出冊数÷年間購入冊数
⑥人口1人当たり年間購入冊数  年間購入冊数÷人口
⑦開架図書新鮮度  年間購入冊数÷開架冊数
⑧職員1人当り貸出冊数  貸出冊数÷職員数
⑨貸出コスト(円)図書館費総額÷貸出冊数
⑩貸出サービス指数図書購入費÷購入冊数×貸出冊数÷図書館費総額


特別会計競輪事業
公営競技事業部事業課】

◆一般会計への繰出金、自転車振興会交付金、競輪財政調整金と競輪施設等整備基金一覧(1995年度から2007年度まで)

◆経営改革(入札改革を含む)などによる削減額がわかるもの(2005年度から2008年度まで)