ウヨクの妨害と神田署の怠慢

 昨日の平和遺族会全国連絡会の講演と集い後に、例年と同様に平和行進が行われましたが、ウヨクの許せない妨害行為と神田署の「怠慢?」ともいえる警備がありましたので、少し報告したいと思います。

 8月15日に首相・閣僚・都知事などの「靖国参拝」の反対を訴えて、靖国神社付近をデモ行進するということで、ウヨクのガイセンシャの妨害にあったり、ウヨク的な人に沿道から罵声を浴びせられたりすることがあります。もちろん警官が警備にあったっているのですが、それをかいくぐってウヨクの青年などが突っ込んでくることも稀にありますので、この平和行進の時には毎年いわゆる「警備」の役を引き受けています。何年前か忘れましたが、実際にウヨク的な学生がデモの先頭を行く宣伝カーを蹴とばしてきたこともありました。その時は宣伝カーが傷ついただけでしたが、ちなみにこの学生はあとで親が泣きながら示談にしてくれと頼んできたそうですが、示談には応じずに罪を償うことになったと聞いています。

 例年は、出会い頭というか偶然ウヨクのガイセンシャと遭遇し、ウヨクが騒ぎはじめることがあるのですが、今年は2つの団体が「待ち伏せ?!」していたかのように、デモを妨害してきた感じでした。ひどいのはデモの解散地点のある公園に街宣車待ち伏せをしていた団体です。おかげでデモは公園に入る前の沿道で30分ぐらい立ち往生させられてしまいました。高齢者の方が多いデモ行進ですので、猛暑の中で熱中症で倒れる方がいるのではないかと心配している中でのこの行状には怒りを覚えます。

 警備する神田署も公園でのウヨクの待ち伏せを許した上に、なかなかウヨクを排除しようとしません。デモに参加しているお年寄りがもし倒れて救急車で運ばれるようなことがあれば(猛暑の中で死亡者を出すことだってあり得ないことではありません)どのような責任をとるのでしょうか。そんなことがあれば神田署の面目丸つぶれになるのではないでしょうか。今年の警備の対応は不手際そのものであったと感じざるを得ません。

 ウヨクは罵声をあげながらガイセンシャから何度か出てきては私服ケイジと仲よさそうに何やら話しながら、ケータイのカメラでこちらのデモが往生している姿や自分たちの「勇姿??」をパチパチと撮っています。行動をやったという「証拠写真」なのか、「記念写真」なのかわかりませんが、こんな情けないウヨクと遭遇したのは初めてです。こちらが汗びっしょりなのに、彼らはクーラーのきいているアメ車のガイセンシャ(「ウヨクなのにアメ車かよ!?!?」)の中から騒々しい品のない罵詈雑言をアビセカケテきます。そのうるさいことウルサイこと、その内容もほとんどステレオタイプなのですが、年々劣化しているように感じます。

 ウヨク諸氏よ、日本の美徳であるお年寄りを大切にするという感情を持ちましょうよ。平和遺族会のデモ行進に参加している方々は高齢のために今年でデモ行進に参加できるのは最後という方もいますし、この日のためだけに全国各地からわざわざ東京に出てきている方もいるのですよ。

 それから神田署の警備責任者の方、今回の対応はひどすぎるんじゃないですか…。