女性でも、民間でもなかったんですね 副市長2人の人事案に退席

 前にもこのブログで書きましたが、行財政改革に逆行する副市長2人制に強く反対してきました。

 結局、副市長は2人とも庁内の市の幹部(部長)から登用されることになりました。これでどこが変わるのでしょうか?

 清水市長は「市長自ら判断するために副市長の集約された情報がほしい」、「2人副市長を置くことによってさらに行革の進行度合いが早まる。こまごまとした配慮しながら行革を進めることができる」と副市長を2人にしたいとのことでしたが、この人選では民間の生きた感覚も取り入れることもないでしょうね…。「9月10日から業務開始以来、土日祭日休んでいない。物理的にはかなり限界に近づいてきている」という就任3ヶ月で限界に近づいている市長の限界は遠のくのでしょうか…?

 清水市長に共鳴し、副市長になってくれる女性も民間の方もいなかったんですね…。

 副市長をひとり増やしているのだから、給料の高い常勤特別職(市長、副市長、教育長)の間で少しシェアリングをして給料を減額してはと提案しましたが、それも受け入れられませんでしたので、この副市長人事の議案については、退席しました。自民党公明党、市民フォーラム(民主党系)の賛成21 退席は8でした(共産党の5人と社会民主党・みどり立川・市民の党の3人)。

 ちなみに、市長の給与は
月額106万8000円 年1281万6000円
期末手当(ボーナス)年570万3120円
退職金4年で 1495万2000円 1年に換算すると 378万8000円
ですから1年間で 2225万7120円
これに市長専用の公用車代が加わります。

 副市長の給与は
月額 92万4000円 年 1108万8000円
期末手当(ボーナス)は、年 493万4160円
退職金4年で 1108万8000円 1年で換算すると 277万2000円
ですから、1年間では 1879万4160円
これに副市長が年間使う庁用車代は1年で 約100万円
(1年で約2000万円弱の経費がかかっています。4年で約8000万円です)

 教育長の給与は
月額 82万円 年 984万円
期末手当(ボーナス)437万8800円
退職金4年で 656万円 1年で換算すると 164万円
1年間で1585万8800円

ということになっています。

 ちなみのちなみに、話題の東国原英夫・宮崎県知事の本来の給与は月額124万円で、公約による2割カットで約99万円だそうです。2007年11月22日 の『新そのまんま日記』によると、《「今月の給与は215,928円である。裏金(預け、書き替え等不適正な事務処理)の県への返済分を差し引いた額である。トホホホホ。」》とあるので、今は月額で22万円足らずのようですが…。規模や人口の多い宮崎県知事の給与と比べてみても立川市長の給与はやはり高いのでは思ってしまうのは私だけでしょうか?