がんばれ 柴崎図書館(その2)なくしたくない微笑ましい光景

igaken502007-10-23

先日、柴崎図書館に行ってみました。とにかく、狭い、蔵書数が少ないというのが率直な感想です。机ひとつと4つの席しかなく、これでは図書館で一息つくこともできないのではないでしょうか。子どものためのスペースも3平方メートル弱くらいしかありません。救いなのは、ドラえもんアンパンマンスヌーピー、キティちゃんなどの展示があることくらいか…なあ。

でも、年配の方や中年の方が訪れては本の貸し借りが繰り返され、何組かの親子づれ(乳幼児と小さな子どもをつれている若いおかあさん)も子どものスペースにある小さなクッションに腰掛けて絵本を見ています。その姿は決してなくしたくない微笑ましい一場面でした。よく見ると児童書や絵本は結構そろっており、『モチモチの木』など懐かしい名作もきちんとありました。

アポなしでしたが、係長さんに話を聞くと、やはり、司書の資格を持っている職員はいないそうです。お話会などのイベントも狭いのでできないとのこと、確かに本を借りる人は少ないそうですが、中央図書館でかりた本を返しにくる人は意外と多いということを教えてもらいました。たとえば、一日3箱返却される本があると、そのうちのひと箱が中央から借りられたものだそうです。狭い図書館ですが、向かいの部屋に開放されていない書架があり、その部屋をうまく使って広くできないのかなあと思いましたが、市として廃止したい図書館に新たな予算は使いたくないのでしょう。

利用者、貸し出し冊数が少ないからというのが、廃止するという理由のひとつですが、その割には、多くの人に利用してもらい貸し出し冊数を増やそうという努力はあまり感じられませんでした。残念ながら…。

しかし、市議会では、公明党共産党、市民フォーラム(民主系)、そして、私達の会派、「社会民主党・みどり立川・市民の党」と柴崎図書館の廃館には反対しており、圧倒的な多数派です。

少しでも貸し出し数を増やさなければと7冊本を借りて帰りました。柴崎地区の市民の皆さんも柴崎図書館で本を借りましょう!!