清水市長、高額な市長退職金(4年で約1500万円)、私はもらう

日記を公開していた「欲張りマイキット」さんのサーバーがブレイクしてデータが消えてしまったようですので、はてなダイアリーさんで再開することとなりました。なかなか更新されない日記ですが、またお付き合いください。昔の日記でデータが残っているものは、おいおい復活させたいと思っています。

さて、清水庄平新市長になって初めての市議会が9月20日から始まっています。選挙からあまり時間がなったのでしょうが、新市長の所信表明は、選挙のときにでた公報の公約を丁寧に述べただけで、まだ具体性はなく、内容的には薄いものでした。その後におこなわれた各会派の代表質問や各議員の一般質問の答弁を聞いていても、前市長の青木さんとあまりかわりがなく、「生活重視」の「生まれ変わる立川」になるのだろうかと疑問に思うばかりというのが、率直な感想です。特に変わらないのが、介護保険の保険料・利用料の市としての独自減免や子どもの医療費の無料化の拡大や「障害者自立支援法」で自立を阻害され負担増を強いられている障がい者への負担軽減などついてでした。「現在は考えていない」との答弁が繰り返されるだけでした。

その一方で、私が続けてほしいと思っていた、青木前市長がやっていた市長の高い給与の1割カットや高額退職金(4年で約1500万円)の廃止もしくは辞退は「自らは考えない」とのこと…。4年で職員を100人削減などの妥協なき改革を訴えているのに、ご自分の高額給与・退職金は「聖域」なのですか?と言いたくもなります。

そもそも、立川市長の月給は1068000円で高額なのですが、1年間勤めただけで3.5ヵ月分の約374万円もの退職金が支給され、市長には一期4年ごとに約1500万円の退職金が出ることになっていました。これは民間の一流企業と比べてもかなり高いといえます。青木前市長が4期目の退職金をもらう前に、私、五十嵐がこの問題を市議会で初めて指摘し、廃止もしくは大幅減額を求めた結果、青木市長は4期目の退職金はもらいましたが、5期目の退職金は全額返上することになり、この4年間で1500万円の節約ができたわけです。

格差が広がり、市民の生活が苦しくなるなかで、市民感覚からすれば、たった4年で1500万円という金額は妥当な額とは言えないのではないでしょうか。ちなみに立川市職員が4年間勤続した場合は1年間につき1.5か月分ですから、職員並みの支給率にすれば、高額な退職金は4年で約500万円になり、3分の1ぐらいになります。小泉純一郎元首相も「知事や市長の退職金は多すぎる。私もいらないから、あきらめてもらったらどうか」と2006年4月の経済財政諮問会議で発言しています。さらに、私が高額退職金問題を初めて質問をしてから4年以上が経過していますが、行財政改革の先頭に立って、高すぎる退職金や給料を大幅減額する首長がさらに増えています。

特に清水市長はすでに収入役3期分、1892万円の退職金をもらっていますし、立川市は未だに総額800億円の借金(2006年度末、市民ひとり当たり約46万5000円の借金)を抱え、厳しい財政状況が続く中ですから、この高すぎる退職金を廃止もしくは一般職員並みに大幅減額すべきではないでしょうか。

行政改革」という言葉をうまく使いながら「市民には負担増、自分たちには特権維持」というのなら、国家官僚と何ら変わりません。清水市長に退職金と給料の大幅減額を求める声を集中してください。いっしょに声をあげましょう!