課題を残した立川市長選挙

先の立川市長選挙では、川田龍平大河原雅子参議院議員長島昭久衆議院議員をはじめとした市民の「勝手連」に参加させていただき、大沢豊市議(無所属)や稲橋ゆみ子市議(生活者ネットワーク)とともに、の「無党派 弁護士」村田光男市長候補を応援しました。出馬が選挙の告示の 2 週間前という中で、13542票という支持をいただきましたが、結果は 2 位で及びませんでした。

前回の市長選挙と同様に自民党が分裂するという中で、どの候補も出馬表明が遅れ、運動が十分でなかったために、「誰がどのような政策を訴えているのかわからない」という方が非常に多く、投票率が42.86%と約 6 割の方が投票に行かなかったという事実は、非常に残念ですし、政治に携わる身として、反省を強いられることであると率直に感じています。

特に、当選した清水庄平新市長でさえも、前回の選挙(落選次点)から大きく票を減らし、今回の選挙でも当日有権者の 12.8% しか支持( 100 人中 13 人弱の支持)を受けていませんので、今後はさまざまな市民の声に耳を傾け、他の候補者の「良い政策」についても積極的に取り入れていくように訴えるともに、税金のムダ遣いをやめさせ、福祉や教育などを充実させていくために、全力を尽くしていきたいと思います。

【追記 】

この市長選挙での敗因を考えてみると、村田さんの出馬表明から選挙投票日まで 3 週間しかなかったこと、それ故に無党派市民のネットワーク化が十分にできなかったこと、 立川市議会の与野党関係の国政とのねじれの問題を克服できなかったこと、もちろん私自身が非力であったということなど、いろいろあったと思います。克服すべき課題はありますが、今までいっしょに選挙に取組んだことのない方々との出会いもあり、この選挙を通じてできた新たなネットワークを大切にしていきたいと思います。

2007年 立川市長選挙結果

◆得票数
有権者数に対する得票率(%)
□投票総数に対する 得票率(%)

1 、といだ春 子  元共産党市議  ◆9,562票  ■6.9% □16.0%

2 、村田光男 弁護士 ◆13,542票  ■9.7% □ 22.6 %

3 、若松さだやす 元自民党市議  ◆12,914票  ■9.3%  □21.6%

4 、山田まさお 地域マスコミ経営者  ◆5,016 票 ■3.6%  □8.4%

5 、当選  清水庄平  元収入役・元自民党市議  ◆17,864票 ■12.8%  □29.9%

得票合計 58,898票  98.5%  無効、白票数909票  1.5 %
投票総数 59,807 票 100.0%

当日有権者数 139,533 人
投票者総数 59,807 人
投票率 42.86 %
無効票・その他投票数 909 票


※ちなみに、前回2003年の市長選挙で清水新市長は2万1384票を獲得しています が、得票総数対する得票率は35.4%、当日有権者総数に対する得票率は16.0%という結果でした。