旧ガンバル日記より

大変ご無沙汰しております。ここ数ヶ月は、両方とも負けてしまいましたが、神奈川16区の衆院補欠選挙後藤祐一さん)、沖縄県知事選挙(糸数慶子さん)などの支援をおこなっていました。千葉7区の衆院補選、滋賀県知事選挙に続き、4連勝して、市民の力による政権交代と繋げたかったところですが、非常に残念です。

2連敗後も、来年4月の統一地方選挙に出る仲間の支援などに行っています。来年の参議院選挙に向けて新たなるたたかいは始まっています。凹んではいられません。

さて、とうとう教育基本法が「改悪」されてしまいました。「やらせ」のタウンミィーティングで「世論誘導」をした挙句、「愛国心」というお題目で教育を縛りつけても、教育現場はさらに悪化することは目に見えています。特に経済協力開発機構OECD)の『国内総生産(GDP)に対する教育費の公的支出割合の調査』(2003年)では日本はたったの3.7%でトルコと並び最低だったと報道されています。いつまで経っても、国が少人数学級の予算をつけず、学習指導要領などで管理統制を強化し、教育の自由裁量を奪い、子どもや先生をがんじがらめにしてきた、さらに、いろいろな報告書などを提出させて、先生が子どもたちと向き合う時間も奪ってきたことが、教育現場荒廃の大きな原因ではないでしょうか・・・。

会議室で決めたような教育基本法の改悪よりも、教育現場の声を聞けと言いたくなります。

今年の改選以後、市議会で文教委員会に属していますが、いじめ、学力低下(学習意欲の低下)、学力格差、障がい児教育(特別支援教育)などなど様々な問題を解決していくためには、子どもたちの実態や課題をみつめ、教育現場からの声を聞くような「ボトムアップ型の学校運営」をして、そのための予算をしっかりつけていくことが重要だとつくづく思います。しかし、現状は、税金のムダ遣いを放置する一方で、財政難を理由に、コスト削減を優先した上意下達の「トップダウン型の学校経営」がまかり通ってきているように思えてなりません。教育基本法の改悪で、さらに学校の上意下達の管理統制が進み、子どもたちや先生の声が届かなくなるのでは、暗澹たる思いになります。

市民の力による政権交代で今の政治を変えなければと強く感じます。

ちなみに、立川市の工事費等を差し引いた児童・生徒(小中学生)一人当たりの教育費の予算額は、下記のように、ここ5年間で9万4千円もの減額になっています。教育予算の増額と教育の充実が求められています。

立川市工事費等以外の児童・生徒一人当たりの教育費の予算額の推移

2001年度 約28万8000円
2002年度 約26万8000円
2003年度 約22万1000円
2004年度 約23万1000円
2005年度 約19万4000円

28万8000円−19万4000円=9万4000円