旧ガンバル日記より
久しぶりの書き込みです。先日の新聞に、昨年末の国の借金813兆円、国民一人当たり636万円という記事がありましたが、地方債も含めた06年度末の地方の債務残高は204兆円となる見通しで、国と地方の借金は1000兆円を超えるとのこと…です。官僚のムダ使い、ムダな公共事業、談合と天下り…。そのツケは国民に。さて、立川市はどうでしょうか?

 立川市の2005年度末の借金は約886億3500万円になる見込みです。市民一人当たり約50万円の借金を抱えていることになります。この借金の主な原因は、景気の動向を見誤り、国や都の官僚が主導する大規模プロジェクト(立川駅や基地跡地の大開発)を進めたためですが、競輪事業に依存し、厳しく行財政改革に取り組んでこなかったためでもあります。

 競輪事業は大きく低迷し、グレードの高い特別競輪やグランプリが開催できない年は、赤字になる可能性さえあります。いい時は70億円も稼いでいたのに、特別競輪やグランプリのない2006年度(新年度)予算では1億1000万円しか儲けがありません。

 依然として多くの借金を抱え、貯金に当たる各種基金も財政健全計画の目標よりも大きく不足し、目標がいつ達成できるかの見通しさえ立っていません。新市庁舎建設や、第1小学校や学校給食共同調理場などの公共施設の建てかえを控え、市税収入の増や競輪事業からの繰入金にも期待できない中で、不急不要な事業は凍結・中止し、市民の立場に立った真の行財政改革を行い、財政再建に取り組むことが急務です。