旧ガンバル日記より
大変、大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。新年最初の書き込みになります。2006年は、格差拡大社会に挑み、“市民の怒り”を“政治を変える力”へと転換していくスタートラインの年として、既成政党を超える市民の政治勢力を大きくしていくために微力を尽くすとともに、疑惑とムダのない市政をつくるためにガンバリます。今年もよろしくお願いします。

 1月10日から朝の宣出を開始していますが、今年は6月に市議選があるために、他の議員や立候補予定の方とかち合います。今日はJR立川駅北口デッキでマイクによる宣伝です。

 まだまだ寒い日が続きますが、最近朝宣の時に習慣化していることは「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」という『ビッグイシュー日本版』を買い、販売員のおじさん(おっちゃん)と言葉を交わすことです。「ビッグイシュー」はもともとホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として1991年にイギリスのロンドンで始まったもの。販売員は「ビッグイシュー日本版」から1冊200円の雑誌『ビッグイシュー』を10冊無料で受け取り、販売した2000円を元手に、その後は1冊90円で仕入れて200円で販売し、差額の110円が収入となる仕組みになっているそうです。この収入が生きていくための貴重な収入源になっています。

 その中の記事は、他のメディアに載っていないような社会派のものやインタビューがあったり、渋い映画や音楽の紹介があったり、面白いものがたくさんあります。最近の記事で言えば「特集HIKS(ヒックス)を考える」「“非正規雇用”残酷物語」「世界・アジア・日本 婚外子」などなど非常に参考になりました。( ヒックスというのはハーフインカム・ウィズキッズの略で“年収が半分になった子持ち夫婦”つまり、リストラや給料の削減などで夫の一人の収入だけでは食べていけなくなった夫婦のことで、今そのような世帯が急増しているそうです )インタビューもデビット・ベッカム、マライヤ・キャリー、ポール・マッカートニーアンパンマンの作者やなせたかしから元阪神タイガースの代打の切り札「浪花の春団治」こと川藤幸三までと幅広い【敬称略】。

 しかし、朝の宣伝をしながら見ているとなかなかこの雑誌売れていません。残念ながら、格差社会が広がる中で、日本社会が本来持っていた助け合いの精神や懐の深いあたたかさも失われつつあるのでしょうか。

 まだ手にした事がない方は『ビッグイシュー日本版』1度買ってみてください。