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旧ガンバル日記より今日から12月議会がはじまりました。初日から3日間は一般質問です。一般質問とは、議員があらかじめ通告した内容を所定の時間内で市の執行部にするもので、議員個々に認められています。立川市の場合は1時間以内で3回まで質問できることになっています。今回は27人の議員から通告があり、今日は9人の議員が、子育て・教育・まちづくり・商業振興・介護保険・米軍再編・横田基地問題などなどの質問をしました。中にはたった12〜13分で質問を終える議員もいて、いつも時間が足りなくなってしまい、執行部を詰め切れないでいる私にとっては、時間を分けてくれよって言いたい気分になりました。
さて、フロントページの「五十嵐けんのひとこと」でも書きましたが、自民党、公明党、市民フォーラム(民主党系)の議員達が、議員定数の削減の議案を出しています。ここ1年間の議員の市議会本会議での発言回数(質問・質疑・討論・要望などの回数)を調べてみると、発言の多い議員ほど報酬カットを訴え、発言の少ない議員ほど議員の数を減らすことを訴えている傾向であることがわかりました。この結果を見て、皆さんはどうお考えでしょうか。
私を含めた4人の市民派議員が提出した議員の報酬1割カットと期末手当の「役職加算」の廃止案の削減効果は約4700万円(年間)で議員4.7人分の削減に相当します。一方、発言回数の少ない与党の議員達の案は議員定数の2議席減でその削減効果は約2000万円です(報酬ベース)。議員の任期4年間で言うと、私達の案が約1億8800万円、彼らの案が約8000万円の削減。どちらの案が市民にとって得になるのでしょうか???
与党の議員の中にも議員の報酬の2割カットを公約している方や、乳幼児医療費の無料化をするためには議員が自ら血を流して報酬の月額を50万円(現行57万円)にすべきという方もいました。これらの議案は12月8日の本会議、12月9日の総務委員会で質疑される予定です。両日とも午前10時からはじまります。お時間がある方は、ぜひ、傍聴に来てください。
市議会“本会議”での議員の発言回数
(2004年12月議会、2005年3月議会、6月議会、9月議会の本会議での発言回数)
順位 議員名 会派名(当選回数) 発言回数
1位 五十嵐けん 市民の党(2) 70回
2位 大沢 豊 市民クラブ(2) 39回
3位 小玉 博美 共産党(5) 38回
4位 志沢 実 共産党(10) 37回
5位 坂下かすみ ネット(2) 25回
6位 上条 彰一 共産党(5) 24回
7位 堀江 重宏 共産党(3) 22回
7位 守重 夏樹 フォーラム(2) 22回
9位 矢島 重治 社会民主党(5) 21回
9位 米村 弘 自・民政会(2) 21回
11位 中山ひと美 自・民政会(1) 20回
12位 早川 輝 共産党(2) 19回
12位 戸井田春子 共産党(6) 19回
14位 岩元喜代子 公明党(1) 18回
15位 中山 静子 公明党(2) 17回
16位 伊藤 幸秀 公明党(2) 15回
16位 田中 清勝 フォーラム(2) 15回
18位 佐藤 寿宏 自・改革ク(2) 13回
18位 堤 保有 公明党(6) 13回
20位 古屋 直彦 自・改革ク(1) 11回
20位 矢口 昭康 公明党(5) 11回
22位 堀 憲一 公明党(3) 10回
23位 田代 容三 自・改革ク(2) 9回
24位 若松 貞康 自・民政会(1) 6回
25位 梅田 春生 フォーラム(1) 3回
26位 豊泉 利夫 自・改革ク(3) 2回
27位 須崎 八郎 自・改革ク(1) 0回
27位 牛嶋 剛 自・民政会(5) 0回
議長 中島 光男 公明党(6) 対象外
副議長 太田 光久 フォーラム(4) 対象外
監査委員 清水 孝治 自・改革ク(2) 対象外
※ 発言は、本会議での議員の質問・質疑・要望・意見・討論(一般質問を含む)などの回数で、常任委員会や議会運営委員会や特別委員会の委員長の報告などは含まない。また、議長、副議長や監査委員は議会の申し合わせで質問を遠慮することになっている。さらに、3月議会の予算特別委員会の委員になる者も一般質問を遠慮することになっており、発言回数が少し不利になっている。自・民政会=自由民主党民政会、自・改革ク=自民党改革クラブ、フォーラム=市民フォーラム(民主党系)、共産党=日本共産党立川市議会議員団、ネット=立川・生活者ネットワーク
議員の敬称略