米英軍による大儀なきイラクへの侵略戦争開始から1年の3月20日イラク占領をやめさせ、自衛隊の撤兵を求める行動が全国各地でおこなわれましたが、私は、ワールド・ピース・ナウが呼びかけた日比谷公園での集会とデモ行進に参加してきました。立川を出るときは雪が降っているという真冬の寒さ、にもかかわらず、みぞれっぽい雨の中を3万人以上が参加し、声をあげました。私は、ピンクの傘に、ピンクのミニスカート、着物などでデモ行進を彩っていた「桃色ゲリラ」という女性の一団の後ろの後ろ辺りの平和遺族会の隊列にいましたが、参加者の多さになかなか出発できません。それにしても「桃色ゲリラ」さんたちは薄着でお腹なんかも出していて寒くないんでしょうか…と思いつつ、凍えそうな寒さの銀座の街を通って東京駅まで歩いてきました。

さて、スペインで「テロ」と思われる大規模列車爆破事件が起きて、ブッシュ米政権を強力に支持していた与党が敗れ、野党が勝利し、イラクからの撤退を示唆しています。スペインでは国民世論の8割ぐらいの反対があったにもかかわらず、首相など一部政府幹部が強引にイラク派兵を決めたようです。これって日本とそっくりですよね。あとの事態(惨事)が同じにならないようにと願うばかりです。

また、ポーランドの大統領が「大量破壊兵器の問題では、米英にだまされた」という発言しましたが、この問題に関連した新聞記者の質問に小泉首相は「今でも私は(武器が)あると思ってますよ」「(米英にだまされたとは)全く思っていません」「正しい戦争だと思っています」と自信タップリ。最近ブッシュ大統領でさえ口にしなくなった大量破壊兵器問題なのに、小泉首相は何を根拠に「ある」と言っているのでしょうか???小泉首相劣化ウラン弾の影響でイラクの子どもたちが白血病でどんどん死んでいく姿を見ても、罪なきイラクの人々がたくさん犠牲になったという現実を直視しても「正しい戦争」と言い切るのでしょうか???

とにかく、自衛隊員が殺さない、殺されないうちにイラクから撤兵をさせなければいけないと思います。スペインのような大事件が起こる前に…。そのためには日本でも政権交代が必要でしょうが、最近の民主党はパッとしませんよね…。早く市民の力を起源とする市民の政党をつくらなければと切実に感じます。