裁判での「何でだ 何でだろう?」

25日、立川駅南口東側にて朝の宣伝、ニュースの配布。午前10時からの入札談合・汚職事件の皆木設備の皆木被告の第3回公判を傍聴。これで8回目の公判傍聴です。

岡部被告(元砂川支所長)→畠山被告(前総務部長)→小島前清掃事務所長(不起訴)ルートの競売入札妨害の4件の工事の追起訴があり、岡部被告→大野木被告(前契約課長)ルートの7件の工事とあわせて11件の工事で入札妨害=談合の仕切り役としての罪をとわれることになったようです。これで追起訴は終わりだそうですが、皆木被告は贈賄罪では起訴されないのは「何でだろう?」と考えてしまいます。白井プラミングの白井被告の裁判では、皆木被告の弟分と言ってよい白井被告が「皆木さんが岡部さんに(ワイロを)渡していたと皆木さん本人から聞いていた」と証言していました。白井被告の裁判で、白井被告の弁護人は「岡部被告を悪代官、皆木被告を回船問屋」と例えていましたが、回船問屋から悪代官に金銭の授受はなかったのでしょうか。裁判では次々と談合の実態が明らかにされつつありますが、わからないことがあるとその場でつい質問したくなります。

今回の公判では、情状のために皆木被告の妻と長男(皆木設備の現在の代表取締役)による証人質問がおこなわれました。これまでの裁判を傍聴していろいろな情状の仕方があると思いましたが、あくまでも立川市に、そして立川市民にとって、罪の意識もほとんどなく恒常的におこなわれてきた談合や不正がどれくらいの損害をもたらしたか考えてもらいたいものです。もし談合がなかったら、いろいろな福祉施策に税金が回せたのですから…。