また忙しさにかまけて日記を書くのをサボってしまって、スイマセン。ここ1週間のご報告です。

1月30日は、議会の入札事件原因究明と再発防止調査特別委員会。午前10時から午後5時ぐらいまで、多分私が質問回数・質問時間とも一番多く、結構ハードです。しかし特別委員になっているのに一回も発言をなさらない委員もいるんですよ。フシギですよね。私の発言を「(同じ内容を聞いているとかで)委員長整理しろよ」とか言って、規制するようなヤジ!?も結構とんだりします。それも同じ野党の立場の人からもですからあきれます。そんなやりとりも結構オモシロイと思いますので、ぜひ傍聴に来てください。

業者の裁判の進展に伴う質問や同族会社と言われるA社とB社が高額のJV工事(ゼンコンなどの大手と市内業者が組んでおこなうジョイント・ベンチャーの工事)をこの5年間で半数独占している問題(それも高値落札で)などについて質問をおこないました。実質同族(系列)であると思われるA社とB社に一貫して同じ工事の入札参加を許し続ける市の態度は疑問としか言いようがありません。市議会では与野党問わずこの問題を取り上げているのに、市はまだこの状態を許し続けるようです(何か裏にあるの?……)。

 1月31日は市民の方からの相談を受ける。

 2月2日。水道工事の入札談合・汚職事件で起訴されている皆木設備社長の皆木被告の2回目の公判を傍聴へ東京地検八王子支部へ。今回の公判では、追起訴分の報告と罪状認否と陳述が主で、まず、追起訴分の罪状認否がおこなわれ、皆木被告は間違いありませんと認めました。

その内容は、2002年7月3日入札の高松町2丁目〜栄町4丁目地内給水管敷設替工事で、皆木被告は富沢被告(「冨士設備工業」社長・競売入札妨害、贈賄罪で起訴済み)らと、あらかじめ落札する業者を決め、岡部被告(元砂川支所長・あっせん収賄罪などで公判中)をとおして、大野木被告(前契約課長・競売入札妨害罪で公判中)に談合ができるように業者指名するように依頼、富沢被告に工事を落札させたとのこと。その経過の中で、7業者が指名されることになったが、(談合に応じない)ある業者も一社指名されていたために指名の削除を依頼し、削除させたとの陳述もあった。検察側の陳述によると「談合に応じない2業者は絶対に指名しないように頼んだ」なんていうことも出てきて、いつも低入札で落札している2社のことかなぁと思いつつ聞いていました。一度指名されているのに簡単に指名から業者を外すことができてしまうとは…。これでは談合をしない業者がどんどん外されてしまうじゃないですか。また、談合しない業者が意図的に指名から除外されることが日常茶飯事であったのではと予感させます。今回起訴分の工事の入札結果は以下の通り。

高松町2丁目〜栄町4丁目地内給水管敷設替工事 指名競争入札
予定価格 7,962,150円(税込み)  契約金額 7,822,500円(税込み)

 
入札者       入札価格(税抜き)
①油谷設備工業  8,000,000円             逮捕
②高橋設備工業  7,850,000円
③白井プラミング 7,960,000円             逮捕
④協和工業    選定誤りにより削除(疑惑の削除?)
松本工業    7,700,000円
⑥信栄設備    8,120,000円
⑦富士設備工業  7,450,000円 落札  落札率98.25%  逮捕

2月3日実家に帰って入札・落札結果などの分析。ある法則(状況)をひとつ見つけました。議会の質問などで活かして行きたいと思います。そういえば、今日は節分の日。談合という「鬼は外」に出して、税金のムダをなくし、福祉・教育に使うという「福は内」にしたいですね。

2月4日、午後7時から市議会議事堂下会議室でおこなわれた立川市第3次長期総合計画第2次基本計画策定市民会議(たちかわみらい計画会議)を傍聴。

市民委員一同から、市長宛に、入札談合・汚職事件の原因の徹底的な追究や透明性のある防止策を求める「立川市職員逮捕に対する市民会議の決議について」と題する6項目の要求を盛り込んだ声明が提出され、助役が受け取り、事件の謝罪、そして市の入札事件再発防止調査委員会の外部委員(市民委員)を3名増やすにあたりこの市民会議から推薦で入ってほしいと依頼がありましたが、本来ならば市民から新たに公募をして選ぶべき、なぜはじめから市民公募でなく自治会の推薦する人しか入れなかったのか、自治会の推薦する人を入れることが市民参加なのか、などと抗議の声が続出。そのやりとりを聞いていて、市の「入札事件再発防止調査委員会」の副委員長に逮捕された前総務部長が据えられていたことにより、行政主導の調査体制に市民の不信がつのり、その怒りは頂点に達していることを実感しました。

いろいろな議論の後、今から公募をすると時間的には間に合わないということで、やむを得ず、この市民会議から3人を市の調査委員会にという方向性で決着しましたが(はじめから市民公募でやり直すべきという意見の方もいました)、今後、市の調査委員会の最終報告を検証するような市民の委員会をつくるべきであるという意見がだされ、出席していた市民会議の委員ほとんどがそうすべきであるという意見だったと思います。

この市民会議はすべて公募の委員です。話を聞いていて力強さを感じました。最後にある委員が市議会議員は何をやっているんだ。自分たちも(口利きなどを)やっているから調査・追及できないんじゃないかとの厳しい意見もでました。「そのとおり、でも私は市を追及し、精一杯がんばってます」と、のど元まででかかっていましたが、傍聴人なので黙っていました。市議会できちっと調査・追及できなければ私も同じに見られてしまいます。そうならないためにも微力を尽くします。

2月5日立川駅北口西側の1階のところで朝の宣伝、ニュースの配布。ホームページのフロントページで紹介した『脱談合宣言』することを求める要望書を市長に提出。