28日からいよいよ始まった総選挙。新潟県上越市での選挙支援活動を続けています。今回の総選挙においては、個人的には、「与野党逆転→→→政権交代」という流れができ、その中で『市民の市民による市民のための政治勢力が大きく育っていくことが大切であると思います。そんなことで選挙が始まる前後は大忙し、宿泊している所に帰るのもだいたい日付が替わる前後なので日記をつける余裕がありませんでした。

さて、30日、立川市の水道工事をめぐる入札妨害・談合事件が贈収賄事件に発展。前契約課長に業者が談合しやすいように業者が示したリストで指名業者を決めるように依頼した元砂川支所長で市嘱託職員が業者から現金を受け取っていた疑いであっせん収賄罪で、業者2人とともに再逮捕。2002年の12月だけでなく9月にも同じケースの偽計入札妨害があり、その罪で前契約課長も再逮捕されたと報道されています。まさに談合が恒常的に行なわれてきていることが警視庁捜査2課の捜査により証明されつつあります。

しかし、10月16日から始まった「立川市入札事件再発防止調査委員会」は助役、企画部長、総務部長、企画課長、行財政改革推進室長、職員課長、文書課長と市側が7人も参加しているのに、外部委員は市の顧問弁護士と自治会連合会会長と自治会連合会からの推薦者の3名(当初は2名だったが1名増えた)だけ、しかも談合問題を追及した経験もないドシロウトばかり(選ばれた人には申し訳ないですが事実だと思います)。私は事件後の緊急質問で談合問題を追及してきた市民オンブズマンの弁護士や大学教授などを少なくとも市の職員と同等数入れるべきと訴えましたが、受け入れられませんでした。

さらに、調査委員会は非公開。これだけとっても、骨抜きのアリバイ的な調査委員会であることは明らかです。しかも、市職員、元職員、業者などの広範なアンケート(匿名の)も行なわず、狭い範囲でしか事情聴取を行なわないとのことです。いきなり事情聴取をしても、その職員は本当のことを告白するでしょうか?。特に悪いこと行なってしまったという自覚のある職員が本当のことを言うはずがありません。私はまず匿名のアンケートを全職員、元職員、全市内業者などの広範囲で行い、全容をつかんでから、事情聴取は行なうべきだと思います。皆さんはいかが思われますか?ぜひご意見ください。

実は私のところには、もっと大きな立川市にはびこる談合問題について、複数の匿名の投書がきており、その投書には、実名でだれが談合を仕切り、誰が談合に協力をしているかが書かれています。単なる匿名の投書で何の証拠にもなりませんが…。でも立川市公共工事の高値落札の実態や談合の疑いを示すいろいろな数値はこの匿名の投書を7〜8割がた物語っています。膿を出し切る事件の徹底究明が必要です。