国保料の値上げダメ 国民健康保険運営協議会が値上げ見送りの答申

1月28日に開かれた立川市国民健康保険運営協議会(運協)で下記のとおり、国保料の値上げを見送るべきという答申が出されました。

国民健康保険料の賦課限度額の引き上げ及び料率等の改定について

賦課限度額の引き上げ及び後期高齢者支援金等の賦課額並びに介護給付金賦課額の保険料等の改定については、現下の社会経済情勢による市民生活への影響度を鑑み、今回の改定は見送るべきものとする。

※改定=値上げ(1億5000万円)

運協ではいろいろな議論がありましたが、最終的には多数決になり、
市民公募の被保険者代表の4名、
公益代表の市議会議員2名、
保険医または薬剤師代表1名(この方は料率等の改定は見送るべきだが賦課限度額の引き上げはやむなしという意見)
の7名が値上げは見送るべきとしました。


値上げすべきとした(やむなしとした)のは、
保険医または薬剤師代表1名と、
被用者保険等保険者代表2名(この人たちは共済組合などの国保以外の健保の代表でいつも値上げには賛成する人たち)と、
公益代表の市議会議員1名(民主党系のひと)の4名でした
つまり、7対4で値上げ見送りとなりました。
(保険医または薬剤師代表の1名が都合があり、採決前にお帰りになりましたが、帰り際に値上げはなるべく避けるべきだが、今回の値上げはやむなしと意見をされましたが、採決には参加していません)

値上げやむなしとした委員も低所得者層にはもっと配慮すべきという意見が多く、国保料の減免制度の周知が不十分であり、医療費の約6割を占める薬代を節約するためにもっとジェネリック薬品(値段の安い後発薬品)を使ってもらえるように努力すべき、そういう努力なしの状態での値上げはおかしいという意見が大勢でした。

所得がガタ減りしている自営業者の方々やぎりぎりの年金生活をしているお年寄りなどの低所得者層に一層の生活苦を強いる値上げに NO!! をつきつけた運協委員のみなさんに敬意を示したいと思います。

さて、この後は、この真っ当な答申を清水市長がどう受けるかです。この答申を無視して、市長が値上げに踏み切る可能性はゼロではありません。

引き続き、清水市長に国民健康保険運営協議会が国保料値上げ見送りの答申に従い、値上げするな!! の声を上げてください。

清水市長に、国民保険料値上げ撤回・反対の声を!!

◆市長への手紙(広聴ハガキ) 市の施設などにあります

◆市民相談係  TEL 042-523-2111(内線215)

◆広聴ファクス  FAX 042-521-2653

◆Eメール kouhoukouchou@city.tachikawa.lg.jp

◆立川市のホームページの「市政へのご意見」コーナー


この運協が開かれる前の午前中に大沢豊議員と連名で、清水市長に対して、『国民健康保険運営協議会への国民健康保険料値上げの諮問の撤回を求める要望書』を提出しました。(清水市長が多忙なため、越川副市長に提出)