ご存知ですか? 家具転倒防止器具の無料支給 

igaken502009-04-20


減災・防災 知って得する! 地震対策

 立川市で、高齢者・障がい者世帯のみにおこなわれてきた家具転倒防止器具の無料支給が、一般世帯にも拡大することになり、4月1日より申請できるようになっています。

 これは、東京都市長会・町村会が、地域振興宝クジの益金などを原資とする東京都区市町村振興協会の基金から20億円を家具転倒防止器具助成事業に充てることになったため実現したもの(東京都の26市13町村で2009年度から2011年度までの3カ年の事業としておこなわれる予定で、希望する世帯に上限15000円まで家具の転倒防止器具の購入費の助成をおこなう)。

 阪神・淡路大地震の犠牲者の7割が家屋の倒壊か家具の下敷きになったためと言われ、新潟中越地震では救急搬送された人の負傷原因の4割が家具の転倒や落下物によるものと報告されていることから、市議会では、家具転倒防止器具の無料取り付けの周知徹底や高齢者や障がい者世帯以外のひとり親世帯などの世帯にも、無料取付の対象を拡大を訴えてきました。もっと早くから市の独自財源でできるとよかったのですが、先着順と言うことですので、必要な方は早めに申請をしてください。

申請受付期間は2009年4月1日から7月31日

一般世帯は1000世帯

高齢者、障がい者等世帯は500世帯

立川市では家具転倒防止器具一覧から150ポイントまで器具を選ぶようになっていて、一般世帯には支給のみが原則ですが、高齢者・障害者等で自力での取り付けが困難な世帯には、器具の取り付け支援もおこない、取り付け場所や取り付け器具の選定が困難な世帯には、申請前に申請者宅を訪問し調査もおこなうとのことです。

 詳しくは、下記の立川市市民生活部住宅課住宅相談係に電話するか、立川市のホームページ内の下記へリンクしてください。

【問合せ先】 立川市市民生活部 住宅課 住宅相談係
       電話 042-523-2111 内線948 と 949

家具転倒防止器具助成事業

制度のご案内.pdf (PDF形式:264KB)


 残念なのは、先着順ということで一般世帯は1000世帯で、高齢者・障がい者等世帯は500世帯で、2009年度分は終了してしまうことと、4月10日付の市の広報に載っていたこのことを周知する記事が小さかったこと。一般世帯の1000世帯には所得制限もなく、早い者勝ちということなので、本当に必要な世帯にいきわたるかどうか少し心配です。担当の住宅課に聞いたところ、周知のお知らせは5月10日付の広報にも載せるとのことでした。

 『防災、減災』。いざという時 助けられる人から 助ける人へ。家具の下敷きになれば助けられる人になってしまいますが、備えがあって、下敷きにならなければ、けがもしませんし、助ける側になれます。

※写真は4月10日付の立川市広報の記事

 ブログ内関連記事