“保育問題を考える”学習会に ご参加を

igaken502008-11-24


“保育問題を考える”学習会
〜保育園民営化って? 子どもはどうなるの?〜

日時:11月30日(日曜日) 午前10時から12時30分(開場9時30分)

場所:立川市民会館(アミューたちかわ)第一学習室

地図 http://www.m-net.ne.jp/~amyu/hi-shisetsu/hi10-access/hi10.html

お話:安川信一郎さん(練馬区立向山保育園園長)

 保育問題を考える保護者の皆さんで結成された保育連絡会が主催、保育を考える会(立川市職員労働組合)やすこやかサークルの共催で、上記のような学習会がおこなわれます。(子どもづれの参加OK、保育あり=要連絡)

 以前にこのブログでも書いていることですが、現在、立川市では、公立保育園11園のうち、将来的に5園を順次民営化していく計画があり、2010年度までに、まず1園を民営化しようとしています。初めの民営化候補は西砂保育園、2園目の候補は見影橋保育園と発表され、保護者を対象とした説明会も始まり、回を重ねています。

 突然の民営化方針に、保護者の若いお母さんとお父さんたちが多いだけに、はじめのうちは戸惑いや遠慮がちな質問が多かったのですが、「性急すぎる」、「先生(保育士)が全員入れ替わってしまうので子どもたちに負担が大きすぎる」、「なぜ入園する前に知らせてくれなかったのか」、「もう決まってしまったことなのか」、「保育の質が維持できるのか」と日増しに不安、心配、市への疑問、反対を求める声が多くなり、最近ではその親御さんたちが保育の問題を勉強されて、市当局の方針の矛盾やあいまいでいい加減な部分を指摘するような質問や意見もたくさん出されています。

 そんな保護者説明会を傍聴していて、最近一番感じるのは、ともすると自分の子どもたちだけのために意見を言っていた(もちろんそれは当然のことですが)保護者の皆さんが、立川市の保育を全体的によくしていくためにどうしたらよいのかという観点をもって質問をし始めたことです。その質問の中では、公立も私立も、認可も認証も認可外も、子どもたちのために保育の質を向上するにはどうしたらよいのか。そんな心意気が感じられます。

 コスト論重視で、安全安心を後回しにし、保育を市場に委ねてしまう危険性は、ハッピースマイル(エムケイグループ)の保育園の経営破たんが示しています。

 立川市では今必要な保育とは? いっしょに考えてみませんか。

 講師の安川信一郎さんは多摩市のこぐま保育園(私立保育園)の園長を長年勤め、2006年4月からの練馬区立保育園の民間委託の当事者として、『涙では終わらせない〜保育園民営化の当事者の証言』(ひとなる書房編集部)に証言を寄せています。政府が押しすすめようとしている保育の市場化の動きに警鐘をならし、公的保育制度を守り、子どもたちの未来を希望にみちたものにするために発言をしている方です。

  ぜひ、この学習会にご参加ください!!