採択ですよ 『後期高齢者医療制度に関する意見書提出を求める陳情』

今日の立川市議会・厚生産業委員会で『後期高齢者医療制度に関する意見書提出を求める陳情』が市民フォーラム(民主系+生活者ネット)、共産党社会民主党・みどり立川・市民の党の委員の賛成多数で採択されました(自民党公明党は反対)。

内容は、山口2区の衆議院補欠選挙沖縄県議会選挙において有権者からノーを突きつけられた後期高齢者医療制度を廃止し、あるいは凍結し、医療保険制度の抜本的な改善を求める意見書を立川市議会から提出してくださいというもの。実は私たちの会派「社会民主党・みどり立川・市民の党」や共産党の会派などが同趣旨の意見書案を議員提出議案でずっと出そうとしていましたが、立川市議会では意見書案や決議案を議会に出すためには議会運営委員会で全会一致にならなければならないという古い申し合わせがあり、自民党公明党の反対で出すことができなかった経過があります。19日の6月議会最終日の本会議でこの陳情が賛成多数で採択されれば、後期高齢者医療制度を廃止し、あるいは凍結するという立川市民の多数の声を国会などへと届けることができます。

後期高齢者医療制度について「スタートした制度を1〜2ヶ月の推移のみで廃止を謳うなどというのは言語道断の迎合主義の極み」と言って賛成している清水市長はこの陳情採択についても「言語道断の迎合主義の極み」と言うのでしょうか…?

悪名轟くこの後期高齢者医療制度を政府は「長寿医療制度」と言い換えようとしていますが、この制度自体を「長寿」にしてはいけません。下記の陳情の理由の中にもあるように「国民が安心できる医療保険制度」をつくり、日本を本当の長寿安心社会するためにも後期高齢者医療制度については延命をはかるのではなく、廃止を求めましょう!!

後期高齢者医療制度に関する意見書提出を求める陳情


陳情の要旨


後期高齢者医療制度を廃止し、あるいは凍結し、医療保険制度の抜本的な改善を求める意見書の提出を求める意見書の提出をお願いします。


陳情の理由


 4月から始まった後期高齢者医療制度については、開始後も、制度の問題、運用の問題など連日のように報道で取り上げられています。
 国会では政府・与党が早急な見直しを行うとしており、野党側は廃止法案を提出しました。
 75歳以上の高齢者を切り離して独立させる仕組みに今必要なことは、制度の骨格に対する本質的な議論を国民にわかる形で行うことではないでしょうか。
 立川市議会として立川市民の声を受けとめ、問題の多い後期高齢者医療制度を廃止、あるいは凍結し国民が安心できる医療保険制度をどうつくるかについて財源の問題も含めて抜本的な改善をするため、国民的な討論によってより良い制度になりますように国に対して意見書を提出してください。