自衛隊イラク派遣(=派兵)の中止を求めて、WORLD PEACE NOW(ワールド・ピース・ナウ)が呼びかけた集会とパレード(日比谷公園から東京駅近くまで)に参加してきました。会場の日比谷野外音楽堂は6000の人で超満員。しかしその一方で、日本政府は今にも陸上自衛隊の本隊を、国連でも「戦時下」とみなしているイラクに派遣しようとしています。なし崩し的「派兵」の強行は、新たな日本人の犠牲者を生み、自衛官イラク人への加害者になる可能性をはらんでいるということは言うまでもありません。犠牲になるのは、決して石破サンや小泉サンや神崎サンではないのです。

自衛隊派遣が本当にイラクの人々のためになるのか。冷静になって考え直すと、まず、自衛隊派遣では現地のイラクの人たちへの雇用を生まない、浄水場を修繕したり、道路を舗装したり、などをするのに自衛隊は適していない、それに100億円以上かけるのは非効率(民間のNGOと比べても)と、その効果の程は疑問です。

大量破壊兵器は未だ見つからないようですが、大儀のない、間違った、米英軍による戦争で、「湾岸戦争」時の2倍の約7000人ものイラク国民が犠牲になったと言われています。そして、石油・復興利権が渦巻く中での、軍隊の軍事力による占領。これがイラク人々の「レジスタンス」を生み出しています。イラクイラクの人々の手に委ねるべきで、占領している米英軍が撤退しない限り平和は戻りません。日本は米英軍が撤退するようにあらゆる外交努力をすべきです。