午前10時から午後5時半まで総務委員会。継続中のものを含めて請願が10件、陳情1件、新庁舎建設についてや企画部・総務部・市民部・文化児童部・公営競技事業部などからの報告事項に対する質疑、議員個人の所管事項質問(私を含めて4人の議員が質問)と盛りダクサンです。今日のメインは「自衛隊イラク派遣に反対する意見書を提出することを求める請願」の審議。請願者を含めてたくさんの市民が傍聴する中での「論戦」がおこなわれましたが、結果は採択に賛成3、反対4で無念の不採択。採決は以下の通りです。

採択に賛成 戸井田(日本共産党市議団)、太田(市民フォーラム)、五十嵐(市民の党

採択に反対 堤(公明党)、田代(自民党改革クラブ)、牛嶋・中山ひ(自民党民政会)
(敬称略 委員長の堀江議員・共産は採決に参加していません)


公明党自民党改革クラブは反対討論はしたものの、質疑・審議は全くしないという逃げ腰。私は秋葉忠利広島市長や上田文雄・札幌市長や久保田勇・宇治市長(京都府)そして元防衛庁局長で新潟県加茂市小池清彦市長が自衛隊イラク派遣に反対を表明している例をあげて、青木市長の見解も問いたいと質問しましたが、あいにく青木市長は席を外しており(市長は議案審議以外は委員会に出席しなくともよい)、連絡が取れず、呼び出すこともできずに聞けずじまい。これも無念。

特に小池・加茂市長は「イラクはかつてのベトナム戦争のように泥沼化し、本格的なゲリラ戦になっている。安全な地域などなく、武装部隊である自衛隊を派遣すればそこが狙われ新たな戦場になる。従って自衛隊の派遣は必然的に『海外派兵』となり、憲法違反になる」「9条がなければ、朝鮮戦争ベトナム戦争湾岸戦争に日本は全面参戦していた。日本人が世界の人々に平和を愛する国民として敬愛されることもなかったろう。平和憲法は日本の宝」(朝日新聞03・11・30)と明言しており、10月22日に「自衛隊イラク派遣をおこなわないことを求める要望書」を小泉首相や国の関係機関に送っています(加茂市HP参照http://www.city.kamo.niigata.jp/library.htm)。その要望書の最後には「剣は磨くべし、されど用うべからず」という古今の兵法の鉄則、日本武士道の本義を例にあげ、みだりに兵を動かさず、アメリカの圧力から自衛隊員とその家族を守ってこそ、真の為政者であると結んでいます。(『ラスト・サムライ』という映画を曲解し、「友軍を助けなければサムライじゃない」と他国の部隊が攻撃された場合も自衛隊は応戦すべきと言っている、どこぞの知事に見習ってもらいたいものです。まぁ、でも石原サンみたいな人は戦場などには赴かず安全な後ろの方で居座っているだけだと思いますけどね…。)

立川市議会の会派構成でいくと、このままでは本会議でも17対14(議長を除く)で不採択とされてしまう可能性が大きいです。自民党公明党で不採択に反対する人は出てこないだろうかと考えていますが…、難しそうです。ん〜。やっぱり無念。

所管事項質問では市長・議長交際費と談合の温床になると言われる「名刺受け」(=契約課の前に置かれているもので業者が営業のために名刺を入れる)の廃止について質問しました。交際費ついては、以前の一般質問で、市のホームページにその支出を公開させることを確約してもらい、実現することができましたが、さらなる支出基準の見直しや減額をするよう質問。概ね見直しをしてさらに交際費を減額していくという答弁を得ました。が、「名刺受け」の廃止ついての即答はありませんでした。これからも引き続き訴えて行きたいと思います。