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17日、18日、19日と選挙支援で朝昼晩と時間が過ぎるのが速いこと、速いこと、アッという間です。新潟入りして思うこと。空気がおいしい、星がとてもきれい、そしてお米がうまい。新潟ではファミリーレストランのライスも一味チガイます。
さて、ニュースもなかなか更新できないので、新潟から入札妨害・談合事件を日記で振り返りたいと思います。事件の舞台となったのは次の2つの水道工事です。
◎泉町地内内径200粍配水管新設工事
予定価格 17,700,000円
最低制限価格 11,800,000円入札者 入札金額
①ハラシマ 17,450,000円
②皆木設備 17,300,000円 落札 落札率97.7% 社長が逮捕
③富士設備工業 17,600,000円
④高橋設備工業 17,500,000円
⑤井上組 17,350,000円
⑥上砂建業 17,600,000円
⑦中村建設 17,500,000円
⑧中島建設 17,450,000円
◎富士見町6丁目地内内径150粍配水管新設工事
予定価格 14,200,000円
最低制限価格 9,500,000円入札者 入札金額
①八重洲工業 14,100,000円
②ハラシマ 14,100,000円
③皆木設備 14,180,000円
④富士設備工業 13,890,000円
⑤白井プラミング 13,950,000円 落札 落札率98.2% 社長が逮捕
⑥油谷設備工業 14,050,000円 役員が逮捕
⑦高橋設備工業 14,150,000円
⑧柴田工業 14,000,000円
つまり、今回の容疑が確定すれば、12業者が談合をしていたことになります。立川市内に本店のある市内登録業者は管水道工事で25社しかありません。ニュース37号で「地元業者はみんな顔見知り。お互いが落札できるよう、あうんの呼吸で協力し合ってきた」という東京新聞に載った業者のコメントを紹介しましたが、まさに25社ではみんな顔見知りでしょう。さらに管水道工事の業者の間で対立があったといわれていますので、談合して予定価格ギリギリの高値で落札するためには、契約課長に指名業者を指定し、対立する業者が指名されないように工作する必要があったと思われます。
一部の新聞と通信社しか報道しませんでしたが、逮捕された市職員OB(嘱託職員)の親戚だった元市議(故人)が昨年まで、仕切り役として水道工事を受注調整(談合)する慣行があり、その仕切り役の死亡で、業者側が新たな調整役として契約課長に接近したということが警視庁捜査2課の調べでわかったという記事も出ています(毎日新聞10月11日記事、時事通信10月14日配信)。構造的な談合が長い間、恒常的に行なわれてきたことが浮き彫りになってきています。
ちなみに、今年度の4月1日から9月3日までの予定価格1000万円以上の立川市の公共工事は31件ありましたが、そのうちの25件が談合疑いのある落札率95%以上の落札でした。なんと8割以上が談合と言っても過言ではありません。公共工事全体でも73件中49件が落札率95%以上で、7割以上の工事に談合の疑いがあります。