減災・防災 知って得する! 地震対策(12月議会のあれこれ その3)

ご存知ですか? 家具転倒防止器具の無料取付 (高齢者・障がい者世帯)

東京消防庁の「新潟中越地震における人的被害の状況」の調査によれば、救急搬送された人の負傷原因の4割が家具の転倒や落下物によるものと判明し、防災・減災のために家具転倒防止金具の取付が改めて重要になっています。

地震による家具の転倒から高齢者や障がい者を守るために、立川市では、1996年度から家具転倒防止金具の無料取付を行なっていますが、その周知が不十分で利用者が少ないことを、約2年半前の2005年6月議会の一般質問で指摘し、改善を求めました。

 その結果、市は広報に載せたり、自治会の防犯講習などの場で紹介したりして家具転倒防止金具の無料取付のことを周知をした結果、2004度の実績が39件(高齢者世帯38件 障害者世帯1件)しかなかったものが、2005度で約386件(高齢者世帯351件 障害者世帯35件)になりました。

2006年度においては207件(高齢者世帯193件 障害者世帯14件)でしたが、2007年、今年度はつい最近まで56件(高齢者世帯54件 障害者世帯2件)とまた周知不足になっているようなので、12月議会で、対象者全体に周知の徹底を図ることと母子家庭や父子家庭などのひとり親家庭に拡大することを求めました。この制度の利用者はまだ約800世帯で対象世帯の7%にすぎません。対象世帯に直接お知らせをするなどの周知徹底が必要だと思います。

 該当する高齢者や障がい者の世帯の方で、申し込みがまだという方は下記の担当課へお問い合わせください。

全員が65歳以上の世帯(単身含む)、障がい者手帳2級以上・愛の手帳2度以上の障がい者がいる世帯には、家具転倒防止器具が一世帯に5つまで無料で取り付けられます。(賃貸住宅などにお住まいの方は所有者の承諾書が必要です。また、取り外す場合は自己負担となります)

【手続き方法などくわしい お問い合わせ】
◆高齢者(65歳以上)の方  高齢福祉課福祉相談係 523-2111 内線394
◆障がいのある方  障害福祉障害福祉係 529−7100

いざという時 助けられる人から 助ける人へ

家具の下敷きになれば助けられる人になってしまいますが、備えがあって、下敷きにならなければ、けがもしませんし、助ける側になれます。